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難聴児は、どうして助詞を間違えるのか。原因と対策

助詞に意識を向けること

助詞に意味があると知らない難聴児

助詞は、(で、に、を、は、が) など 、言葉と言葉のつながりを表す役割をもっています。

普段、私たちは何気なく使っている助詞ですが、助詞は日本語を使う上で、めちゃくちゃ重要なんです。

改めて、どれぐらい助詞が重要かというと・・・

男の子( )女の子( )叫んでいる

( )に助詞が入るわけですが、
どの助詞をいれるかで意味が全く変わってくるのです。

  • 男の子( が )女の子( に )叫んでいる
  • 男の子( と )女の子( が )叫んでいる
  • 男の子( に )女の子( が )叫んでいる

このように、助詞が変わるだけで、誰が誰に叫んでいるのか、意味が全く異なる文になるのです。

助詞が分かっていないと、正しく文を読み解くことができませんよね。
そして、話す時も助詞を間違えていると、相手に違った内容を伝えてしまいます。

にもかかわらず!
難聴児はとてつもなく大切な、基礎中の基礎である助詞が苦手なんです!

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かえ

助詞が分からないのは、日本語を使用するうえで、致命的なんです!!


そして、もう一つの問題点は、親がその事実を知らないということ!

あなたは、助詞の使い方を訓練して身に着けましたか?
健聴のお子さんに、助詞を教え込んだことがありますか?

ないですよね!?

なぜかというと、それは自然に覚えたからです!
何度も聞いて、何度も使って、幼児期には間違っていただろう助詞も、聞いて使ってを繰り返していくうちに、意識せず使えるようになったんです。
自然に覚えた親にとっては、助詞が難しいだなんて、全く考えもしないことなんです。

年中時のみどりくんの間違い

私自身も助詞のことを考えたこともありませんでした。
みどりくんの発語が多くなってきたのが年中になってから。

単語と単語だけ(「電車・乗る」など)で発声していたので、助詞がおかしいなんて気づきませんでした。

当然ですよね。
助詞を使ってないんだもん。

少しづつ助詞を使用し始めた年中のころ・・。

ようやくここで、助詞がおかしい現実に気が付きました。

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みどりくん

ぼく幼稚部いく

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かえ

ぼくが幼稚部に行くだよ。

何度も助詞を間違う。そのたびに訂正しました。

間違います。訂正します。
また間違います。また訂正します。

間違います。訂正します。
また間違います。また訂正します。

何度もこれを繰り返すうちに、事態の深刻さに気が付きはじめました。

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かえ

ぜんっぜん!!!!直らない!!!

自然に直らないんだ・・・
助詞をどうやって身に着けさせるか、真剣に考え始めました。

なぜ難聴児は助詞が難しいのか

難聴児が苦手な原因はなんでしょうか。

そもそも 難聴児は、助詞に大きな意味があるということを意識していないことがあります。

  1. 手話には助詞がない
    手話は、助詞がない言語です。助詞なしで伝わるんです。
    手話でコミュニケーションがとれていても、日本語を話す時に助詞の知識は持っていません。

  2. 一音で聞き漏らしやすい
    助詞は言葉と言葉の間の一音です。
    単語と違って意味も把握しづらい一音のみの音は、とっても聞き漏らしやすいです。

  3. 親が「難聴児は助詞が苦手ということ」を知らない
    親が知っていると、対策がとれますよね。
    でも、そんなこと知らない。
    幼い時からの積み重ねが大切です。
    (聞き取れないから、視覚的補助を重ねる)

    まだ難聴児育児に慣れていない保護者がそういった知識を手に入れる機会もなく、苦手なことすら知らないまま対策なしで過ごしてしまいます。

要するに、聞いている回数が少ないことが原因なんです。
それだけです!

聞こえている子が、耳からどんどん日本語を聞いて自然と法則を覚えていくのに対して、難聴児は聞き漏らしていることが多く、入ってくる助詞の情報が圧倒的に少ないのです。

聞いている回数が少ないので、それだけ法則を理解する機会も少なくなり、使いこなすことができないのです。

ここで知ったからには、対策をたてて少しでも助詞の獲得がスムーズになるようにしましょう!

助詞を覚えやすくするための対策

聞くことが出来ない分、見ることで補いましょう。
視覚的に工夫して、助詞を意識させます。

やり方はたくさんありますが、
こどもが幼いうちは、多くに手を出す必要はないと思います。
まずは、この一つだけでいいと思います。

助詞を指文字で表すこと

確かに早期教育の時から、先生は助詞を指文字で表していました。
助詞を指文字でやるといいとアドバイスももらっていました。
でも、そのころは全く発語がなく手話のみでのやりとりだったので、助詞がそんなに難しいということも分かっておらず、面倒なのもあって積極的に使用していなかったんです。

いま、私が言えることは、

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かえ

手話をしてる人もしていない人も、なるべく助詞を指文字で表してください!

ということです。

助詞のところだけ指文字するんです。
毎回じゃなくてもいいんです。
思いだした時だけでも、助詞を目で見せてあげてください。

確かに手間なんですが、この手間を惜しんだら、発語し始めてから助詞めちゃくちゃ地獄が待っていました。
ちょっとづつ、積み重ねが大切です。

きっと、やって損はないですよ~♪
慣れたら、自然にできるし。

次回は、視覚教材を使った助詞の教え方を書きますね。

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