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家庭でできる親子の言語訓練 絵カードを使って語彙を増やす方法①

名前を覚えるだけで終わってない?効果を実感できる使い方

単語名に、情報を追加して教える

絵カードは、難聴児にとって身近なアイテムですよね。
語彙を覚えるのに便利なんですが、名前を覚えるだけになっていませんか?
私の活用法をお伝えします。
今回は、その1 名前を覚える基礎編です。

カードを使って名前を覚える

一番初めの使い方です。
カードに書いてある絵と名前を一致させます。
幼稚園前からこの方法で使っていました。
いまになって思うのが、この時から上位概念を意識しておけばよかった!
今から取り組む方は、カテゴリー名も一緒に教えていけば、今後がスムーズになると思いますよ。
当時、私は上位概念の知識がなかったので、ものの名前だけを教えていたのですが、現在2歳のあおくんと一緒に絵カードで遊ぶときは、カテゴリー名もついでに教えています。
こんな感じです。

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かえ

これは、ヒマワリ

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あおちゃん

ひまーり

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かえ

ひまわりは、お花の仲間。
夏に咲く花だよ。
黄色くて大きな花だねー

↑説明をちょこっと足しているんです!

みどりくんとやっていた時は、この説明なしで 「これはヒマワリ。次は、すみれ。これは・・」と ひたすらカードの名前を教えていただけだったんです。
その結果、たくさんの言葉を覚えたのに、言葉がうまく引き出せない=使えないという状況になりました。
年中の時「ひまわりはなんの仲間?くだもの?お花?」の質問に答えられなかったんです。
カードの絵=ひまわり これ以上の情報が入っていないので、当然ですよね。
とても浅い知識です。名前を聞いたら「ひまわり」と答えられるので、親は「ちゃんと分かっているもの」と思ってしまいます。どうしても「分かっていると思いたい!」気持ちが無意識レベルで強いので、本当に理解しているか?と疑わないんですよね

少し説明してから次のカードにいくだけでも、情報量が全然違います。
ひまわりは花の仲間。咲く時期は夏。という情報をヒマワリと一緒に得ることができます。
一度で覚えられないので、何度も同じ情報を繰り返し伝えていきます。
覚えてきたら、どんどん情報をかえたり。
「ひまわりは、おおきいね。種食べられるんだよ」など、カードを使うときに、さらっと情報を一言だけでも足す!
このちょっとが積み重なって、知識になっていきます。

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かえ

最低限の情報として、カテゴリー名だけは意識して入れておくことをおすすめします。
名前とカテゴリー名が分かっているだけで、後の理解に差がついていきます。
幼稚園入園前から、こどもが理解しているかは別として、とりあえずカテゴリー名を情報として入れておけばよかったー!


難聴児は、単語をカテゴリーわけせず独立させて、それぞれ個別に覚えています。
消防車もみかんも鉛筆もすべて個別で覚えているので、物と物との関係を考える情報が取り出せません。
果物、乗り物、文房具などグループを作れていないから、「どんな果物がすき?」と聞かれても何を聞かれているのかわからないのです。

一方、私たちは、言葉をカテゴリーにわけて整理して覚えています。
頭の中で整理されているからこそ、欲しい情報をスムーズに取り出すことができるんです。
例えば、「暖かい食べ物たべたい」という言葉に対して、「お鍋?おでん?ポトフ?」など思いつきますよね。
それは「食べ物」というカテゴリーから、さらに「暖かいものに限定」という整理された情報を取りだすことができたからです。

上位概念を説明した例え

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木島先生

タンスの中に、靴下、ズボン、Tシャツが整理されずに入っている状態が難聴児です。
靴下がどこにあるのか見当もつかず、すぐに取り出すことができません。
聴者は、引き出し別に下着、ボトム、トップスと分けて整理されている状態。
靴下が欲しい時は、下着の引き出しをサッとあけて取り出せるようなイメージです。

言葉の理解には差がある

「この単語はもう覚えた!」という判断が、「名前を言えるかどうか」になっていませんか?
これは、以前の私のことなんです。
名前を聞いて答えられるだけでは、単語名を丸暗記しただけ。
それだけ覚えていても、日常生活でいかせないんです。
うまく会話で、ひきだせません。
このことを知らなかったので、単語名が言えたら分かっていると自分の基準で思い込んでいたんです。

犬という単語を知っている2人の子どもがいる。
絵カードで「犬」と名前を覚えただけの子と、犬を飼っている子の知識量には差がありますよね。
犬を飼っている子であれば、実際に犬に触れ、えさをあげ、泣き声を聞き、犬との生活を体験しています。
体験することで得られる知識は、記憶に定着しやすく、それがそのまま言葉の理解の深さにも結び付きます。

  • 犬は動物の仲間
  • 犬は、骨が好き
  • 犬は暖かく毛がふさふさしている
  • 暑い時舌をだしている
  • 喜ぶとしっぽをふる
  • わんわん!と大声で吠える
  • きゅーんと、甘えたように鳴く

こういった情報が入っていれば、「犬」から連想することができます。
連想するということは、頭の中で「犬」という知識から、目の前のできごとに合う情報をひっぱってくる作業です。
これが日常会話で必要になります。

  • 大きな音がしたときに「犬が吠えたみたいな大きな音だね」
  • 「犬か猫でいうと犬っぽい性格」の意味が理解できる
  • 「動物はどんなものがいる?」の質問に「犬」と答えられる

ただの名前の丸暗記は、上記のような会話には対応できません。
犬から連想して、日常生活で使えないんです。

単語を覚えた時、名前以外の情報をどれだけ知っているだろう?という視点で子どもと接してください!
いま、難聴児と言葉に取り組んでいる方に、私から伝えたいことです(#^.^#)

実物と絵カードを結び付ける

絵や写真で覚えたものは二次元の情報です。
実際に本物を見て、触って、体験できることがベストです。
「桃」の絵カードと「バナナ」の絵カードを持ってスーパーに行く。
こどもに、絵カードを渡し「桃とバナナを探して」と言えば、喜んで探します。
しつこいようですが「桃とバナナは果物の仲間だよ」と、ことあるごとにカテゴリー名を会話で入れていってください。

実際に体験することで、分かった知識

  • バナナはいつも売っていることが分かった
  • 桃は売っていなかった。旬の季節があることが分かった
  • 重さ、大きさ、味、色を、実際に見て触って食べて体験
  • スーパーの野菜くだもの売り場においてあった

こういった体験を通して、親子で会話しながら知識量を増やしていきます。
それが積み重なった時、こどもから出て来る言葉が変わり、いきた言葉を覚えたことを実感できる日がくるはずです。

絵カードを持ってお出かけして実物にあてはめたり、絵カードでことばを教える時に情報をつけたしたり、その取り組みがことばの土台を作っていきます。
ことば絵じてんの移行もスムーズにできると思います。

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かえ

「こんな方法でうまくいったよ!」とか、「試してみたらよかった」などがあれば、香絵に教えてねー。
そういうの嬉しい!
あなたからのコメント、待ってます!

活用編②はこちら↓

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