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難聴児みどり君が実際に補聴援助システムロジャーを使ってみての感想

ロジャーは未就学児にも活用できます!

ロジャーの説明

ロジャーとは、 PHONAKという補聴器の会社からでている デジタルワイヤレス補聴援助システム です。
なんのこっちゃ?ですよね。
簡単にいうと、送信機が話し手の声を拾って、受信機に直接声を届けてくれるという機械なんです。
ワイヤレスマイク(送信機)で拾った話し手の声をデジタル無線方式で送信するので、補聴器や人工内耳だけでは聞き取りにくい場合も、受信機に直接声が届くことによって、クリアに聞こえます。

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かえ

離れていても声が届く!
騒音のある場所でも声が届く!

ロジャーにはいくつか種類があるようですが、みどりくんがもっているロジャーは、「ロジャータッチスクリーンマイク」です。
通信距離が20mと拡張性が高いので、学校など教育現場で使うことに向いています。周りの難聴児たちの持っているロジャーもこればかりです。
受信機は、人工内耳一体型受信機です。
人工内耳に直接接続させ、電源も人工内耳からとります。

難聴児がロジャーを積極的に使用する場面は、主に学校生活のようです。
先生にロジャーの送信機を首からかけてもらって、授業を受けます。
小学生からの使用が多いようですが、未就学児で使っている方も最近多いですね。
みどりくんは、年中の時から使用を始めました。

ロジャーQ&A

どうやって充電するの?

ロジャーは、2時間充電で約10時間使用できます。microUSB端子での充電式です。
受信機は、人工内耳や補聴器から直接電源をとるので、通常と比べると電池の消耗が早くなります。

FMより聞こえやすいのはなぜ?

FM システムでは、FM マイクに入る騒音を出来るだけ少なくし、可能な限り話し手の声だけを補聴器/人工内耳に送ることがポイントでした。
ロジャーでは、マイクロホンに入り込んだ騒音自体もデジタル処理で取り除くことが可能となったため 騒音下でも今まで以上にクリアな音声を届けることが可能となりました。
また、デジタルになったことで、音質そのものも向上しているほか、ワイヤレスマイクもソフト的に向上し、左右から入り込む騒音も限りなく少なくすることが出来るようになりました。

どうやって購入するの?

補聴器のお店で送信機&受信機を購入すると、何十万円かします。
障害者総合支援法の補装具としての申請は認められていません。特例補装具として認められれば購入補助があります。私は特例補装具の申請で購入しました。各自治体により基準があるので、確認してみてください。

特例補装具の申請で私が購入した手順

  1. まず区役所に行く。
    書類(特例補装具の申請書や意見書)を もらう
  2. 病院に行く。
    区役所でもらってきた書類に記入してもらう。 ロジャーを使用したい旨説明し、それに必要な検査をしてもらう( 騒音化でロジャーを使用した場合と、そうでない場合の2つの聴力検査など )
  3. 補聴器屋さんに行く。
    ロジャーの見積書をもらう
  4. 区役所に行く。
    そろった書類提出する
  5. 区役所から支給券が届き、購入

使用例

みどりくんは、ロジャーからの音声と周囲の音の割合は5:5にしています。
ロジャーからの音が直接入りつつも、周りの音も聞き取れます。

3つのモードをロジャーが自動で切り替えてくれます。

  • 首かけモード
  • 小グループモード
  • インタビューモード

首掛けモード

首にかけている話し手の声をメインで拾う設定になります。
首にかけている状態ですと、 周囲の雑音をひろいにくいので、首掛けしている個人の声が聞き取りやすくなるモードです。
未就学児だと、親子でこの使い方が主になると思います。

こちらの独り言もすべて筒抜けで聞こえます。
聞かれたくない時には、一時的なミュートモードも可能です。

家族で出かけていて、お父さんがロジャーをしていたある日。
みどりくんと私で、お父さんと弟を探していました。
「お父さん達いないねー」とみどり君に話しかけると、みどりくんが「あ、お父さんは今トイレに向かってる!」と言います。
お父さんの声で「あおちゃん、トイレいこっか」という声がロジャーに直接届いていたのです。
ロジャーすご・・・と驚きました。
聴者が聞き取れない状況でも聞き取れるのです。
直通丸聞こえ状態です。

学校でも、先生がロジャーの電源を切り忘れると、先生の声がずーと子どもに届き続ける状態になります。

首掛けモードの使用例

  • 隣の部屋にいても、ささやくようにつぶやいた言葉も聞き取れます。聴者にもできない技ですよね。
  • スーパーで姿が見えなくて「みどりくん、どこ?野菜売り場まで来て」と小声でつぶやくと遠くから走ってきます。これも聴者以上です。
  • 騒音がひどい人ごみの道でも、会話ができます。
    (歩きながら手話していると前が見づらくて危ない時などに、声が届くと助かります)
  • 自転車の前後で会話ができる
    子ども乗せ自転車をこいでいる時、風の音や車の音が大きく、会話しづらいですよね。特に、こどもを後ろに乗せたらもう一切会話できない。ロジャーを通したら自転車でも会話できるようになったので、感動でした。
  • 学校の先生や習い事のコーチにロジャーをしてもらう
    先生からの指示が聞き取れず、次にやる行動が把握できない場面でも、ロジャーが助けになっているのを感じました。
    ロジャーがあった方が先生の指示が分かったとみどり君が喜んでいました。

小グループモード

少人数でのグループトークをする時に、机の真ん中に置きます。
ロジャータッチスクリーンマイクには、 3つのマイクがついていて、声がする方向を自動で調整して話している人の声を優先して届けてくれます。

家族間の会話、どうしても難聴児は取り残されてしまう場面が多い・・
卓上にロジャーを置いて会話すれば、少しは聞き取りやすくはなるようです。
個人的な感想になりますが、 あまり効果は感じてないです。
ロジャーを置いても、親戚が集まる場では、次々に話し手もかわるので、みどりくんが話題についていけない現実がありました。
そして飲み物や食べ物がたくさん乗った卓上で、飲み物こぼしそうで、ロジャーは置きづらかったです。
ですので、少しの補助になれば・・という気持ちで使っています。

インタビューモード

受信機をつけた本人が手にもち、話し手に直接ロジャーを向けて声を聞きとる方法です。これは、やったことないです。

テレビに接続して音声を直接届ける

おすすめはこちらです。
難聴児に合わせてテレビの音量を上げると、少しうるさい。
でも、小さめの音量は、難聴児はきき取りづらい。
そういう時にロジャーの出番です。
ヘッドホンの場所に、ロジャーをコードでつなげば、テレビの音が直接受信機に届きます。
家族は、通常通りテレビから聞こえる音を聞きながら、難聴児には直接届くのでお互い快適です。
難聴があるとテレビなどの機械的な音声は聞き取りづらいんですが、ロジャーで聞き取り率は上がりました。この効果はすごかったです。
アニメのセリフも聞き取れるようにかわりました。

ロジャーのデメリット

小学校では、「見る力も必要なので、入学いきなりロジャーを使用するのではなく、まずは目で見て情報を掴みに行く練習をしてほしい。」と説明を受けました。
ロジャーをしていると、目で見なくてもどんどん自動的に音声が入ってきます。目で見る訓練を重視するのであれば、使用は考えて使った方がよいのかもしれません。
遠くても近くても距離関係なく、話し手の声が直接入ってくるので、不自然な状態ではあります。
多用すれば、難聴児にとってそれが当たり前になってしまうのか?といったあたりは、使用されるご両親の判断によると思います。
小学生ぐらいになってからは、ロジャー使用&不使用の時を比べることによって、難聴児本人も使用差を理解し「この聞こえやすさはロジャーに助けられている部分なんだな」ということが理解できると良いと思います。

個人的には、ロジャーにはとても助けられていますので、おすすめです。

万が一、役所に申請が通らない場合は、コクレアに2~3万円ほどで似たような補聴補助システムがあるので、そちらも検討されても良いかもしれません。

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